2021/01/09 19:44
指輪の制作方法には大きく分けて「鋳造(ちゅうぞう)」と「鍛造(たんぞう)」の2種類あることをご存知ですか? 「鋳造」とは、ワックス(ろう)でつくった指輪の原型を用いて量産型をつくり、その中に溶かした金属を流し込む制作方法です。 多くのジュエリーブランドはこの方法で指輪づくりを行います。 ◯メリット 一度に大量に同じ指輪の制作が可能なため制作コストを抑えることができる CADソフトなどを活用し複雑なデザインの指輪も制作が可能 △デメリット 溶かした金属を型に流し込む際、内部に気泡ができたり密度にムラができることで、強度がやや下がる 「鍛造」は文字通り金属を鍛えてつくる製法で、MOUVが行っている指輪づくりの方法です。 伝統的な金属加工の方法であり、指輪になる金属に直接加工を加えます。 金属の塊を叩いたり削ったりしながら一本ずつ手作業で制作するため、クリエイターの高い技術が求められます。 ◯メリット 金属に直接加工を加える過程で、気泡などの内部欠陥がなく金属組織の粒子が緻密で均一となるため強度が増す 手作業で制作する温かみや安心感がある △デメリット 複雑なデザインは制作が難しい場合がある 一本ずつ手作業で制作するため制作納期がかかる MOUVの指輪の指輪は一般的な結婚指輪に比べると厚みが薄いです。 しかし、この鍛造製法により薄くてもしっかりと強度を保った指輪づくりを実現しています。 ※MOUVの指輪の中でもメレダイヤモンドが複数並ぶエタニティリングは緻密なデザインのため、完成度を高めるべく指輪のベースを鋳造にておつくりしています。